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2011.01.17

「少女素数」1

長月みそか・作、芳文社・刊

本日は早速この作品の感想です。

お話は・・・双子のあんずとすみれ、兄の富士夫の日常
を通して、"女の子"という不思議で魅力的な存在を描く
作品です。

読後の第一印象は・・・作画が素晴らしいですね。女の
子の可愛さも良いのですが、「百合」としてはですね。

まず、作画が緻密なのが印象に残ります。
背景に力を入れていますし、人物の描写も漫画的であり
ながら存在感を感じます。

あんずとすみれの兄はフィギュアの造型師をしているの
ですが、ひょっとして作者もそういう仕事をしている?
という感じがしますね。

さて「百合」的には、やはりあんずとすみれの関係です
ね。「百合」と双子というテーマは「セラフィムコール」
の村雨姉妹や「Candy☆Boy」の櫻井姉妹などを思い出し
ますが、この作品も、普通の日常でありながらそこはか
とないミステリアスさ
を醸しだしています。

特に、「Episode VIII」は見所ですね。二人の何気ない
日常を描いたエピソードですが、双子ならではの、友情
以上の関係
をよく表現していると思います。

ただ、「Candy☆Boy」は当然として(汗)「セラフィムコ
ール」ほどのガチさは今のところ感じません。
また、基本的に兄・富士夫の目を通して、"少女"を描い
ているので、この点に引っかかる「百合」好きは多い
かもしれませんね。

では二人のコメントです。

フューシア:わたくしは3点。あんずちゃんとすみれち
ゃんって本当、目の保養キャラね~。そう
かと思えば、意外とリアルな内面を持っていたり。
でも、もう少し「百合」的な踏み込みが欲しいわね。

アレサ:私は2点。作画が素晴らしいよね。「百合」
作品に慣れていると、こういう男性キャラ
の描写って新鮮。でも・・・なんだかちょっと物足りな
い感じもするんだよね。

総評:●●●○○★★☆

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コメント

虚人ねこ様

レビュー、誠にありがとうございました。

本当、双子姉妹のあんず・すみれが、まぁ可愛い事可愛い事。二人が、仲睦まじくじゃれあう様子は、正に“天使の戯れ”であります。

…とは申しましても、全体の雰囲気は“百合の香ほんのり薫る”といった風情なので、少々物足りなく感じてしまうのは、何とも否めません。

“百合男子”の私としましては、あんず・すみれには、兄や同級生男子には目もくれず、もっとも〜っと“イチャイチャ”して欲しいなぁ…と、真に願う次第であります。

コメントありがとうございます。
★真誠美優さま

ご紹介いただいて、感謝です。
絵が本当に可愛い&雰囲気がありますよね。

>もっとも〜っと“イチャイチャ”して欲しいなぁ…と、真に願う次第であります。

イチャイチャも良いですが、個人的にはちょっと
喧嘩したりするところも見たいですね。
(もちろん仲直りすることが前提ですが)

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