「キディ・ガーランド 2 My Moveless Memory」
きむらひでふみ・著、gimik・原作、スニーカー文庫・刊
見習いESメンバー(超能力を持ったエージェント)である
アスクールとク・フィーユの活躍?を描いたスペース・
オペラのノベライズ第2巻(最終巻)です。
お話はアニメ版中盤~最終回までが描かれます。
読後の第一印象は・・・アニメ版とほぼ同じですが、
ディテールが細かい分だけアニメ版よりは良いかも。
展開はアニメ版とほぼ同じです。
しかし、かなり説明が加えられているので、アニメ版よ
りはSFチックになっています。
(あくまで古典SFチックに)
個人的には、アニメ版もこういうSF的な設定を自然に、
より多く語って欲しかったと思います。
(難しい仕事だと思いますが、不可能ではなかったと思
うのですよ。2クールもあったのだし)
それにしても、改めてノベライズを読んでいるとこの作
品ってキス(接吻)シーン多いですね(汗)
まあ、ほとんど女×女なのだけど、すべてが能力の受け
渡しだから、なんだかありがたみがないというか(汗)
キスシーンが多いと言えば「シムーン」を思い浮かべ
ますが、この作品はキス以上の関係があったから「百合」
的にも納得だったのですが・・・
そういう関係がないと少しむなしいですよね(汗)
それと、エクレールとリュミエールのような古参ESメ
ンバーがあまり互いに干渉しない理由も書かれていま
した。
アスクールとク・フィーユのような友達関係的なパート
ナーは二人が新人だからなり得たということで
しょうね。
それだから「百合」的には「キディ・ガーランド」>
「キディ・グレード」だと感じるのでしょう。
でも・・・このノベライズを読んでも、作品としては納
得しづらいですね・・・
前半のコメディ路線をやらずに、もっとSF描写すれば
良かったのに・・・と思います。
では、二人のコメントです。
わたくしは3点。アスクールちゃんとク・
フィーユちゃんの関係で言えば、わたくし
はかなり納得したわ。でも、ほとんど超能力の設定上な
のが不満なのよね。もっと人間として二人の関係を
描いて欲しかったわね。アニメ版にも言えるけれど。
私は2点。アニメ版は1点にしたけどノベル
版の方が少しはマシだったので2点。
ただ、ノベルとしても味気ない文章だと思うなあ。
アニメ版とは逆に説明が入りすぎているからだと思う
けど。
総評:●●●○○★★☆
このシリーズの感想はこちら。
●「キディ・ガーランド 1 Legacy Little Lady」
アニメ版の感想はこちら。
●「キディ・ガーランド」CASE.1
●「キディ・ガーランド」CASE.2
●「キディ・ガーランド」CASE.3
●「キディ・ガーランド」CASE.4
●「キディ・ガーランド」CASE.5
●「キディ・ガーランド」CASE.6
●「キディ・ガーランド」CASE.7
●「キディ・ガーランド」CASE.7
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