「キディ・ガーランド」CASE.7
前作「キディ・グレイド」から50年後の世界。
GTOという組織に所属している見習いESメンバー(超能力
を持ったエージェント)であるアスクールとク・フィーユ
の活躍を描いたスペース・オペラ。7巻(19~21話)の感
想です。
Gソサエティの本拠地に乗り込んだアスクールは敵にさ
らわれ、記憶を操られているク・フィーユと戦うことに。
そして、アスクールの過去も明らかに!という展開。
鑑賞後の第一印象は・・・予想通り「百合」的には良い
展開になってきました。しかし・・・
前巻くらいから「百合」的に期待できそうな雰囲気が出
てきましたが、21話になって花開いた、という感じです。
記憶を操られたク・フィーユがアスクールを追い詰めて
涙するシーンは、古典的な感じはしますがグッとくるも
のがありました。
21話のク・フィーユが記憶を取り戻すシーンも良いです
ね・・・ただ、この作品はキスシーンが多いので(汗)
またか、感はありましたが・・・(汗)
# このあたり前半で狙いすぎましたね。
「百合」的には期待通りの展開と言えるかもしれません。
ただ、手放しでは喜べません。
特に前作「キディ・グレード」を好きな人はこの展開は
残念としか言いようがないかもしれませんね。
コメディを狙っているのか、シリアスを狙っているのか
あまりに曖昧な展開・演出ですよね。締まりがないとい
っても良いかもしれません。
敵が銀河を狙っている割にはこぢんまりしているし、
全体的に何かを間違っているのでは?という思いがして
しょうがありませんでした。
しかし、この作品のテーマはやはりパートナーなんだと
思います。敵のシャドーワーカーのバディの描き方も
そのテーマに沿っていると思えば納得できる気もします。
スペースオペラとしてはキャラクターを描きすぎな印象
があります。キャラを篤く描くのは「百合」的には良い
のですが、ストーリーとの共生は難しいんだな・・・と
つくづく思う作品です。
では、二人のコメントです。
わたくしは3...4点にする!二人の友情を
越えた関係に涙したわ~。ベタだけれど、
こういうのはとても良いわね~。
私は2点。展開はこういうのもアリかな、
と思うのだけど、もっと鋭い演出ができな
いものかなあ・・・。観ていて少し歯がゆくなるような
気がするね。
総評:●●●●○★★☆
このシリーズの感想はこちら。
●「キディ・ガーランド」CASE.1
●「キディ・ガーランド」CASE.2
●「キディ・ガーランド」CASE.3
●「キディ・ガーランド」CASE.4
●「キディ・ガーランド」CASE.5
●「キディ・ガーランド」CASE.6
ノベル版の感想はこちら。
●「キディ・ガーランド 1 Legacy Little Lady」
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