「ゆきの咲くにわ」2
たつねこ・作、一迅社ぱれっとコミックス・刊
お話は・・・ある日突然、普通の少女(?)社千尋の部屋
に雪女・ゆきがやってくる!という押しかけ女房(?)コ
メディ4コマ漫画です。
読後の第一印象は・・・1巻からひき続いて、今回も
よくあるユる目のコメディ・・・と思いきや・・・
な!なんだっ、この展開はっ?!
序盤は1巻と同じく、主人公・千尋とゆきと、"小野ちゃ
ん"や金鳳花茴(うい)といったクラスメイトとのユる目
のコメディで進行します。
しかし、話の最後で、小野や茴が意味深な会話をしてい
るシーンが挟まれることが出てきます。ま、まさかの
シリアス展開??と思っていたら・・・
後半、小野や茴の意外な正体が明かされます。ラノベで
はこういう実は○○という展開は多いのですが、コメデ
ィ4コマ漫画では珍しいですよね。
しかも、小野とゆきがガチバトルをするし・・・一体
どうなってるんだ?!と思わせてくれました。
そういう点では予想外に楽しめたと言えるかもしれませ
ん。
「百合」的にもこれが良い感じなのです。
千尋と高塔澪がデートするエピソードやその次の社家
が停電するエピソードなどがかなりツボでした。
雪女のクセに元気で好戦的なゆきと、ゆきに好かれて
まんざらでもない千尋の関係がなんだかとても良いと
思えてきました。
いや本当、たつねこ氏の最高傑作と言っても過言では
ないかも・・・。
(もっともたつねこ氏はキャリアは長いですが、寡作な
作家ですが)
あと、広げた風呂敷と「百合」要素のバランスをどう
とるのかも今後の見所と言えるでしょうね。
では、二人のコメントです。
わたくしは4点。ゆきちゃんに対して意外
と優しい千尋ちゃんが良いのよね。二人の
カップルとしての出来上がりかたはかなりのものだと思
うわ。3巻も楽しみね~。
私は2点。さすがにあのバトル展開には驚
いたけど、シリアスなのに、コメディも
やっちゃうのは、「これでいいのかな・・・」と思って
しまった。まあ、そうは言いつつ楽しめたけど。
総評:●●●●○★★☆
このシリーズの感想はこちら。
「ゆきの咲くにわ」1
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