「ヤングガン・カルナバル」4
深見真・原作、佐藤夕子・漫画、SoftbankCreative・刊
ヤングガン(若い殺し屋)の少年と少女の戦いと青春を
描く、アクションバイオレンスノベルの漫画版です。
4巻は奴隷少女ダニエラと主人公・塵八の行動と弓華と
敵ヤングガンの少女との戦いを中心に描かれます。
読後の第一印象は・・・今回は「百合」要素ほぼなしで
すね・・・。でも、漫画はスピーディーで面白かったと
思います。
なんというか、女流劇画とでも言うべき作風になってき
ていますよね。
デティールは荒削りなのですが、"間"の見せ方が美しい
と言いますか。
最初の頃はちょっと頼りない作風、という感じもしてい
ましたが、巻を重ねるに連れて作者ならではの境地と
言えるような重厚さが出てきたと思います。
原作でも感じた、なんとも言えないグロテスクさをちゃ
んと絵で表現できているのも良いですね。
(もちろん、読者を選ぶ要素ではありますが)
さて、「百合」的には・・・
今回はこの作品にしては珍しく、ほとんど「百合」要素
はありませんでした。うむむ。残念。
でも、5巻に期待しましょう・・・
(この後、結構痛い展開ですが)
では、二人のコメントです。
わたくしは今回保留するわ。この辺りは原
作でも「百合」分少なめなのよね。でも
一段落つく辺りからまた良くなるので、期待するわ。
私は2点。「百合」ものばかり読んでいる
とこういう作画の作品ってあまり読まなく
なるから、グロテスクだけど新鮮に感じた。もう少し
洗練されるともっとカッコイイ作風になりそうだね。
総評:-----★★☆
このシリーズの感想はこちら、
●「ヤングガン・カルナバル」1
●「ヤングガン・カルナバル」2
●「ヤングガン・カルナバル」3
原作の感想はこちら、
●「ヤングガン・カルナバル」
●「ヤングガン・カルナバル バウンド・トゥ・バイオレンス」
●「ヤングガン・カルナバル 銃と恋人といま生きている実感」
●「ヤングガン・カルナバル 天国で迷子」
●「ヤングガン・カルナバル ドッグハウス」
●「ヤングガン・カルナバル そして少女は消えた」
●「ヤングガン・カルナバル 愛しき日々、やがて狩りの季節」
●「ヤングガン・カルナバル 前夜祭・標的は木暮塵八」
●「ヤングガン・カルナバル 開催・バンケットの死闘」
●「ヤングガン・カルナバル 後夜祭・ラストマンスタンディング」
●「ヤングガン・カルナバル・スペシャル ファイトバック・ホンコン」
ドラマCDの感想はこちら、
●ドラマCD「ヤングガン・カルナバル ハイスクール・ヴァーティゴ」
●ドラマCD「ヤングガン・カルナバル ブラッドダイヤモンド・プリンセス」
●ドラマCD「ヤングガン・カルナバル ファミリー・ビジネス」
●ドラマCD「ヤングガン・カルナバル ガールファイト」
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