「PRIZONA6」Volume.3
金月龍之介・原作、KOJINO・作画、小学館SUNDAY COMICS・刊
お話は・・・記憶を失った6人の少女が謎の孤島で生活
を保証されたサバイバル(?)をする、謎が謎を呼ぶサス
ペンスストーリーです。
前巻で、島を脱出する切符を手に入れた"むっちん"。
お別れパーティーが開催される中、"ナンバー4"が乱入
して、この島に疑問を投げかける・・・という展開。
読後の第一印象は・・・相変わらず、判ったような判ら
ないようなお話です。でも「百合」的には今までで一番
良いかも。
相変わらず、80年代のSFアニメのような観点的なお話が
続きます。そして、それを飾る、美麗な作画。
古いタイプの物語と現代風な作画が相まって、不思議な
雰囲気を醸し出しています。
さて、「百合」的なトピックは・・・一匹狼の"ナンバ
ー4"です。
"ナンバー4"は以前島にいたらしい、"ふたゑ"とデキて
いた、ということは分かっていたのですが、今回、どの
ように付き合っていたかがわかるシーンが描写されてい
ます。
現在の"ナンバー4"と以前の"ナンバー4"のギャップが
大きいのが意外性があって良いですね。あと、"ふたゑ"
との付き合いが"恋人関係"ということが判るのもグッド
です。
このポイントをちゃんと押さえてくれたのは嬉しいです
ね。
さて、物語は大詰め。なんだか格闘漫画っぽくなって
来ていますが・・・最後も「百合」要素が多ければ良い
ですね(汗)
では、二人のコメントです。
わたくしは3点。「百合」要素は本筋では
無いのだけれど、ナンバー4ちゃんとふたゑ
ちゃんの仲睦まじい関係が見られて良かったわ~。
完全にデキている感が伝わってくるわ。
私は2点。この巻は謎が謎を呼ぶというよ
り、物語を収拾するための力技が炸裂して
いる印象だよね。この力技が最後まで続くのか、それと
も良い落としどころがあるのか・・・見物。
総評:●●●○○★★☆
このシリーズの感想はこちら。
●「PRIZONA6」Volume.1
●「PRIZONA6」Volume.2
« 「女の子のナイショの話 乙女☆妄想続・編」 | トップページ | 「ストライクウィッチーズ II」2 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント