「少女素数」2
長月みそか・作、芳文社・刊
お話は・・・双子のあんずとすみれ、兄の富士夫の日常
を通して、"女の子"という不思議で魅力的な存在を描く
作品です。
読後の第一印象は・・・1巻は微妙に「百合」レーダー
が動かない所があったのですが、2巻はちょっと反応。
今回も日常的な描写が続きます。
いわゆる萌え4コマの日常は、女の子たちの濃厚な楽し
い描写が続くのですが、この作品の場合は男性キャラや
大人のキャラも多く登場するので、普通の意味で日常的
な描写が多い印象です。
ただ、男性キャラの立ち位置や女の子たちの会話の内容
は「百合」っぽくないので、1巻は「百合」レーダーが
動かなかったと思います。
今回もほとんどそうなのですが、新キャラの堀切綾愛に
はちょっと「百合」レーダーが反応しました(汗)
綾愛はすみれのクラスメイトで、すみれの純粋な美しさ
に惹かれる、という感じの立ち位置です。
ちょっと大人びているから、多くを口にしないのが「百
合」的に良い雰囲気を作り出しています。
ただ、この作者の作風から考えて、綾愛がアグレッシブ
にすみれとの関係(もちろん親友レベルで)を持とうとす
る展開は、今後もないだろうなあ・・・という気がして
います。
良い意味で裏切って欲しいですが・・・
では二人のコメントです。
わたくしは3点。あんずちゃんとすみれち
ゃんは可愛いのだけど、男性視点から見た
"少女の不思議"を表しているキャラに思えるのよね。
でも、綾愛ちゃんは期待できそうな娘ね。今後の活躍に
期待したいわ。
私は2点。相変わらず綺麗な作画だよね。
でも、この作品ってストーリーがあるよう
なないような感じだよね。もう少し物語の動きが欲しい
ような気もするね。
総評:●●●○○★★☆
このシリーズの感想はこちら。
●「少女素数」1
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