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2011.07.15

「少女素数」2

長月みそか・作、芳文社・刊

お話は・・・双子のあんずとすみれ、兄の富士夫の日常
を通して、"女の子"という不思議で魅力的な存在を描く
作品です。

読後の第一印象は・・・1巻は微妙に「百合」レーダー
が動かない所があったのですが、2巻はちょっと反応

今回も日常的な描写が続きます。

いわゆる萌え4コマの日常は、女の子たちの濃厚な楽し
い描写が続くのですが、この作品の場合は男性キャラや
大人のキャラも多く登場するので、普通の意味で日常的
な描写が多い印象です。

ただ、男性キャラの立ち位置や女の子たちの会話の内容
は「百合」っぽくないので、1巻は「百合」レーダーが
動かなかったと思います。

今回もほとんどそうなのですが、新キャラの堀切綾愛に
ちょっと「百合」レーダーが反応しました(汗)

綾愛はすみれのクラスメイトで、すみれの純粋な美しさ
に惹かれる、という感じの立ち位置です。
ちょっと大人びているから、多くを口にしないのが「百
合」的に良い雰囲気を作り出しています。

ただ、この作者の作風から考えて、綾愛がアグレッシブ
にすみれとの関係(もちろん親友レベルで)を持とうとす
る展開は、今後もないだろうなあ・・・という気がして
います。

良い意味で裏切って欲しいですが・・・

では二人のコメントです。

フューシア:わたくしは3点。あんずちゃんとすみれち
ゃんは可愛いのだけど、男性視点から見た
"少女の不思議"を表しているキャラに思えるのよね。
でも、綾愛ちゃんは期待できそうな娘ね。今後の活躍に
期待したいわ。

アレサ:私は2点。相変わらず綺麗な作画だよね。
でも、この作品ってストーリーがあるよう
なないような感じだよね。もう少し物語の動きが欲しい
ような気もするね。

総評:●●●○○★★☆

このシリーズの感想はこちら。
「少女素数」1

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