「ささめきこと」7
いけだたかし・作、メディアファクトリー・刊
主人公・村雨純夏と彼女の想い人、風間汐を巡る学園
ラブコメ・ガチ百合作品です。
7巻では純夏に恋をした女子空手部の部員・蝉丸まゆと
幼なじみ・松原恋乃の切ないエピソードと、生徒会長に
立候補した純夏の不安な心を描くエピソードです。
読後の第一印象は・・・いよいよ大詰め近し、という
展開になってきました。相変わらずコメディとシリアス
の使い方が絶妙です。
前半はまゆと純夏と恋乃の三角関係を描いたお話。
三角関係だけどどこかすれ違っているところがとても
切ないです。
純夏は汐以外には男子中学生のような鈍感さを発揮する
ので、純夏に恋したキャラはことごとく切ない目に遭い
ますね・・・罪作りな女だ(汗)
また、あまり目立ちませんが恋乃の立ち位置が絶妙だと
思いました。
後半は純夏が生徒会長に立候補。純夏は選挙戦を戦う過
程で、もし汐と結ばれたら悪いことが起こるかも、とい
うネガティブな予感を持ってしまいます。
このエピソードは目の付けどころがとても良いですね。
単に愛や恋だけでは済まない、「百合」の社会的な側面
にメスを入れているという点が非常に巧いです。
「百合」作品でここまで踏み込んでいる作品はそう多く
はないですよね。
また、無言のカットを多く使ったり、逆に吹出しだけの
ページを使ったり、漫画としての演出も光っていました。
では、二人のコメントです。
わたくしは5点。まゆちゃんが切ないのよ~
いけだたかし先生は別れ際の切なさや美し
さが巧い作家よね。でも、恋乃ちゃんとの関係が進展し
たようで、救われたわ~
私は3点。特に後半のエピソードが深くて
良いね。本当に、この作品は単に「百合」と
してではなく、漫画として一皮むけてきていると思うよ。
総評:●●●●●★★★
この作品の感想はこちら。
●「ささめきこと」1
●「ささめきこと」2
●「ささめきこと」3
●「ささめきこと」4
●「ささめきこと」5
●「ささめきこと」6
アニメ版の感想はこちら。
●「ささめきこと」1
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その他のメディアの感想はこちら。
●「ささめきこと オリジナルドラマCD 純夏の一番長い日」
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