「鉄漫」2
高遠るい・漫画、バンダイナムコゲームス・原作/監修、集英社・刊
お話は・・・三島財閥が国家宣言を行い、主要な国家を
もその手中に収めている世界。主人公・風間飛鳥は三島
財閥の頭首・風間仁を倒すため様々な格闘家と出会う
・・・という内容。
2巻(最終巻)では、風間仁の父、三島一八が三島の本社
ビルに乗り込んでくる。風間飛鳥もこの期に乗じて仁に
会おうとするが・・・
読後の第一印象は・・・この巻で終了だからか、1巻よ
り"置きにいった"感じです。「百合」的にも1巻より低
調でした・・・
前半は飛鳥を倒しに、アンドロイド少女・アリサがやっ
てきたり、ラースのサイドストーリーが挟まれたりで
「鉄拳」という作品の世界観を楽しめるのですが、一八
が仁を倒しに動く展開だと、普通の格闘漫画っぽくて
"置きにいっている"感がありますね。
さすがの高遠るい氏も、ゲームのコミカライズで本筋を
外すわけにはいかなかったのでしょう(汗)
しかも、風間飛鳥もエミリ(リリ)も登場するにはするの
ですが、1巻より傍観者的な立ち位置でした。
したがって、「百合」要素も1巻ほど感じませんでした
ね。
まあ、1巻はある意味、高遠るい氏だからこその「百合」
要素だったのでしょう・・・
# でも、風のうわさでは、「鉄拳6」は「百合」要素が
# 多いとも聞きますが・・・ううむ。
では二人のコメントです。
わたくしは1点。予想は出来ていたとは言
え本筋にもどると「百合」度は低くなるわ
ね・・・。惜しいわ~。
私は2点。1巻は高遠るい作品らしい独自色
が面白かったのだけど、2巻の後半はなん
だか、普通のコミカライズになってしまってちょっと
残念だね・・・。
総評:●○○○○★★☆
このシリーズの感想はこちら。
●「鉄漫」1
高遠るい作品の感想はこちら。
●「ミカるんX」1
●「ミカるんX」2
●「ミカるんX」3
●「ミカるんX」4
●「ミカるんX」5
●「ミカるんX」6
●「SCAPE-GOD」
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