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2011.08.08

「悪ノ娘 緑のヴィーゲンリート」

悪ノP(mothy)・著、PHP・刊

本日はこの作品。ニコニコ動画で発表しているボカロ曲
の作者が書いた小説です。キャラクターデザインもアマ
チュアの方々がボーカロイドのイメージで制作したそう
で、実に現代のネット文化を反映した作品と言えましょう。

お話は・・・おとぎ話的な世界が舞台です。
魔道師・エルルカは国が滅びる予知をします。それを
阻止すべく、二柱の精霊(ミカエラとグーミリア)を人間
の姿に変え、ミカエラに滅亡の原因である"大罪の悪魔"
というアイテムを探させます。
ミカエラは人間の中で生活するうち、クラリスという少
女と出会い、人間の心を理解していきます・・・
はたして、ミカエラは滅亡を防ぐことができるのか・・・
という物語。

読後の第一印象は・・・予想以上にガチ「百合」でした!
キャラクターのイメージがボーカロイドという点を受け
入れることができるなら是非お勧めしたい作品です。

この作品は元々は「悪ノ娘」という作品があり、その中
の1エピソードを長編にしたというスタンスの作品です。
なので、1つの完結した作品として捉えると、少しキレが
悪いように感じます。(伏線を回収していなかったり)

ただ、そういう点に目をつむればこの作品だけでも楽し
むことができます。

「百合」的にはもちろんミカエラとクラリスの関係です。
ミカエラは美しく、歌も上手い少女。一方、クラリスは
美人でもなく、被差別民族
こんな二人が徐々に互いに惹かれていきます。

個人的には、この過程が"自然"に思えたので、感情移入
しやすかったです。
あまり、アリガチでもなく、ちゃんと「百合」として楽
しめる内容になっている所がポイント高いです。

ただし・・・
この作品には幾つかの"ただし"があります。
あえて書くと・・・

最初に書いたようにキャラクターのイメージがボーカロ
イドである点。
しかも、ミカエラとクラリスは初音ミクと弱音ハクのイ
メージなので、この点に引っかかる人がいるかも知れま
せん。

さらに、「精霊には性別がない」点もポイントです。
(人間であるミカエラはちゃんと女性ですが)

さらにさらに、この作品は"悲劇"を描いています。必ず
しもハッピーエンドではありません。

個人的にはこれらの「ただし」を勘案しても、「百合」
的には良作だったと思います。

フューシア:わたくしは5点。悲劇だけれど、いえ、悲劇
だからこそ、美しいのね・・・
涙さしぐむわね・・・

アレサ:私は2...3点にする。珍しい形式(出自)の作
品だしツッコミどころも無いわけではない
けど、最近のラノベよりは味わいはあったと思う。

総評:●●●●●★★★

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