「紅百合」
オークス・刊
本日はこのアンソロジーコミックスの感想。
いわゆる「レズもの」ジャンルの成年漫画アンソロジー
です。
最初にお断りしておきますが・・・アダルトものなので、
総評は差し控えさせていただきます(汗)
読後の第一印象は・・・確かに「百合姫」などに比べた
ら"質"は高くありませんが、昔の「レズもの」と比べる
と隔世の感がありますね。
作品は9作ありますが、全て学園ものです。
しかし、作画のメンではかなりばらつきがあります。
そこそこ清宮涼氏のように綺麗な作画があると思えば
それこそビアンもの雑誌に載っているような、ヘタウ
マっぽい作画もあったりと実に様々です。
特筆すべきはエロシーンの比率です。
昔のレズモのアンソロジーはページ数に対してエロシー
ンは少なくとも50%程度はあったのですが、このアンソ
ロでは20%程度くらいではないでしょうか。
これは賛否あるでしょうが、エロより物語にシフトして
いるのは興味深いです。物語の内容も凄く質が高いわけ
ではないですが「百合姫」などの「百合」専門誌に近い
感じになっています。
なんというか、こういうのも「マリア様がみてる」や
「百合姫」のような「百合」の歴史があればこそでしょ
うね。
あと、面白いのは「OKS COMIX 百合シリーズ」と銘打っ
ているところですね。実際、このアンソロの続編「白百
合」が既に発売されています。
こういうアダルト漫画がどれくらい需要があるのか、
興味深いですね。
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