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2012.04.19

「蒼穹のカルマ」8

橘公司・著、富士見ファンタジア文庫・刊

お話は・・・舞台は異世界・蒼穹園。空獣(エア)と呼ば
れる正体不明の敵と戦う女性騎士・鷹崎駆真が主人公。
駆真は沈着冷静で鉄面皮な性格だが、姪の在紗を尋常で
はなく溺愛していた!・・・というコメディノベル、
第8巻(最終巻)

駆真の愛する姪・在紗の授業参観日が迫る。駆真は万策
をもってこれを迎えようとするが、次から次へと難事件
が勃発!果たして駆真は在紗の授業参観に間に合うのか!?
という内容。

読後の第一印象は・・・楽しい作品でした。著者にはお
疲れさまでした・・・と言いたいですね。

なんというか、ここ1,2年、ラノベは「百合」日照り
したよね。厨房が好きそうな似たようなBMGばかり書い
て、どうせ一部しか売れないのに・・・とか思っていま
したとも(汗)

その中にあって、このシリーズは唯一の心のオアシスだ
ったと思います。

もちろん、ガチではないし、作者が深く「百合」に傾倒
しているのではないことは明白ですが、こういう作品が
存在していること自体が嬉しかったです。

今回は、1巻の内容をトレースし、全キャラを登場させ、
空獣(エア)を初めとして、いくつかの秘密を解き明かし、
という難題をやってのけています。いつもの何でもあり
コメディですが、巧くまとめたものだ・・・と感心した
しだいです。

さて、「百合」的には・・・基本的にはいつも通りです
(汗)駆真が姪・在紗を愛するばかりにどんな困難にも立
ち向かいます。

最終回でも溺愛の理由は語られません。そして二人の関
係も変わりません。(ちょっと前に相思相愛ということ
は明らかになっていますが)

この点が少し残念と言えば残念ですよね。
最後は勢い余って・・・な展開を少し期待したのですが
・・・それは邪すぎたようです(汗)

では、二人のコメントです。

フューシア:わたくしは3点。駆真ちゃんと在紗ちゃん
は相思相愛なのに叔母姪関係以上にならな
かったのが残念だわ~。あそこまで溺愛していたら、事
故でもっと先に行っちゃいそうだけれど!

アレサ:私は2点。まあ、楽しめたと思う。実に楽
しむための作品で、カラッと笑えるところ
が一番良いよね。あと、色々な伏線がちゃんと解き明か
されているのも見逃せないね。

総評:●●●○○★★☆

このシリーズの感想はこちら。
「蒼穹のカルマ」1
「蒼穹のカルマ」2
「蒼穹のカルマ」3
「蒼穹のカルマ」4
「蒼穹のカルマ」5
「蒼穹のカルマ」6
「蒼穹のカルマ」7

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コメント

このシリーズが百合なのかどうかは、確かに悩みます。
駆真と在紗は、お互いに相手のことが好きなのですよね。
でも、二人が好きな感情で交流する話は極端に少なかったです。

駆真は在紗を溺愛しすぎているのですが、常識も併せ持っているような気がしました。これからも在紗を大切に見守っていくのだろうなと思います。

コメントありがとうございます。
★おいしい絵本さま

駆真が持っている感情が性欲(エロス)なのか
愛(アガペー)なのかがポイントですよね。
私は、駆真はどちらも持っている、という印象を
持ちました。(序盤~中盤くらいは)
でも、ラスト近くでは(家族)愛がやや重きをもっ
ていたようにも思えます。

まあ、そういう作品ではないですが(汗)駆真の
このあたりの心情の変化がもっと描かれていれば
・・・とは思います。

>これからも在紗を大切に見守っていく

これはそうなのでしょうね。
二人が恋人同士というは想像できませんし(汗)

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