「アキラとひより」下
桐原いづみ・作、スクエアエニックス・刊
内容は・・・上巻で友人になった放送部の新入部員・本
橋ひよりと何かと注目の的・吾妻晶。下巻ではひよりは
晶の幼なじみ・浩介を意識し出します。そしてひよりと
晶の距離は離れていくが・・・
読後の第一印象は・・・惜しい作品です。もう1巻続い
ていたら大化けしたかも・・・
上巻で予想したとおり、下巻では男性キャラの出番が多
くなります。
もともと桐原いづみ氏のマンガは男性キャラの存在感が
薄くないので、こういう展開だと「百合」的にハラハラ
させられます。
この作品でもひよりが浩介に惹かれ、それを感じた晶の
心中が複雑に変化する様が描かれます。
普通のマンガなら普通に晶は幼なじみの浩介を好きだっ
た・・・と言うことになるのですが、そうならないのも
桐原いづみ作品の良さですよね(汗)
完全に「百合」志向ではないですが、単純に男女がくっ
ついてハッピーエンドにならないのがステキです(汗)
ラスト、屋上でひよりと晶が話し合って、泣くシーンが
実に良いですね。作者はこういう、良い意味で"青い"シ
ーンがとても巧いです。
ガチに「百合」志向作家ではないのに、作品が気になる
のはこういう所なのでしょう。
しかし、お話の締め方がちょっと残念ですね。
もう1巻続いていたら「百合」的にももっとグッドにな
った・・・と思うのですが・・・
では、二人のコメントです。
わたくしは3点。う~、青春ね~!!
「百合」的にも見所多いし、桐原いづみ先
生にはガチもの描いて欲しいわ~。
私は3点。凄く良くできた漫画ではないけ
どキャラクターの心中の描き方や、心の熱
さというか、若さならではの感情というか、そういうの
がとても良いんだよね。ここで終わるのが残念。
総評:●●●○○★★★
このシリーズの感想はこちら。
●「アキラとひより」下
桐原いづみ氏の作品の感想はこちら。
●「ひとひら」1
●「ひとひら」2
●「ひとひら」3
●「ひとひら」4
●「ひとひら」5
●「ひとひら」6
●「ひとひら」7
●「ひとひら アンコール」
●「ココノカの魔女」
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