「ゆるゆり コミックアンソロジー」1
一迅社・刊
先日5巻が発売されましたが、本日は1巻の感想です。
読後の第一印象は・・・アンソロらしい作家毎の解釈が
面白いですね。でも、突っ走っている解釈が少なくて、
ちょっと物足りないかも。
本数が多いので、気になる作品のみピックアップします。
●「あやのちとせの」邪武丸・作
「える・えるシスター」など「百合」ものを描いている
だけあって、とてもわかり易くてキャッチーな「百合」
している感じが良いですね。
●「とうめいになんかならないよっ!」倉田嘘・作
結衣と京子の関係を原作より突っ込んで解釈している点
が面白いですね。このあたり、さすがは「百合姫」で描
いているだけはあります。
●「はしゃぎすぎ注意報」奈春・作
こちらも結衣の突っ込んだ解釈。ただし、「百合」的で
はなく、娯楽部に関して。それはそれで新鮮です(汗)
●「-オトシモノ-」水鳥なや・作
向日葵と櫻子の関係を一歩踏み込んだ表現(汗)で描いた
作品です。この二人は妄想膨らみますね(汗)
●「ゆるゆりBOMBッ」森島明子・作
内容は原作を追随したコメディですが、「ゆるゆり」の
「百合」における立ち位置を示しているという意味で
興味深いですね。なにせ、あの森島明子氏が描いている
という点でも興味深いです。
●「恋せよ少女」切口からし・作
今回、一番突っ込んだ作品はこれでしょうね。京子と結
衣の関係を「ゆるゆり」ではなく普通に「百合」として
描いているという点でグッジョブです(汗)
やはり、これくらい踏み込んだ作品を1作くらいは読み
たいものです。
では、二人のコメントです。
わたくしは4点。わたくしとしてはやはり
「百合」的な解釈を込めている作品のほう
が好きだわね。何点かそういう作品があって、満足した
わ!特に「恋せよ少女」が良かったわ~。
私は2点。原作追随のコメディも良いけど
やはりアンソロは作者の新解釈が面白いね。
今回、それほど多くなかったけど、「ゆるゆりBOMBッ」
とかなかなか興味深かったよ。
総評:●●●●○★★☆
この原作の感想はこちら。
●「ゆるゆり」1
●「ゆるゆり」2
●「ゆるゆり」3
●「ゆるゆり」4
アニメ版の感想はこちら。
●「ゆるゆり」1
●「ゆるゆり」2
●「ゆるゆり」3
●「ゆるゆり」4
●「ゆるゆり」5
●「ゆるゆり」6
TV放送時の感想はこちら。
●「ゆるゆり」第1話
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