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2012.07.04

「ゆるゆり コミックアンソロジー」1

一迅社・刊

先日5巻が発売されましたが、本日は1巻の感想です。

読後の第一印象は・・・アンソロらしい作家毎の解釈
面白いですね。でも、突っ走っている解釈が少なくて、
ちょっと物足りないかも。

本数が多いので、気になる作品のみピックアップします。

「あやのちとせの」邪武丸・作
「える・えるシスター」など「百合」ものを描いている
だけあって、とてもわかり易くてキャッチーな「百合」
している感じが良いですね。

「とうめいになんかならないよっ!」倉田嘘・作
結衣と京子の関係を原作より突っ込んで解釈している点
が面白いですね。このあたり、さすがは「百合姫」で描
いているだけはあります。

「はしゃぎすぎ注意報」奈春・作
こちらも結衣の突っ込んだ解釈。ただし、「百合」的で
はなく、娯楽部に関して。それはそれで新鮮です(汗)

「-オトシモノ-」水鳥なや・作
向日葵と櫻子の関係を一歩踏み込んだ表現(汗)で描いた
作品です。この二人は妄想膨らみますね(汗)

「ゆるゆりBOMBッ」森島明子・作
内容は原作を追随したコメディですが、「ゆるゆり」の
「百合」における立ち位置
を示しているという意味で
興味深いですね。なにせ、あの森島明子氏が描いている
という点でも興味深いです。

「恋せよ少女」切口からし・作
今回、一番突っ込んだ作品はこれでしょうね。京子と結
衣の関係を「ゆるゆり」ではなく普通に「百合」として
描いている
という点でグッジョブです(汗)
やはり、これくらい踏み込んだ作品を1作くらいは読み
たいものです。

では、二人のコメントです。

フューシア:わたくしは4点。わたくしとしてはやはり
「百合」的な解釈を込めている作品のほう
が好きだわね。何点かそういう作品があって、満足した
わ!特に「恋せよ少女」が良かったわ~。

アレサ:私は2点。原作追随のコメディも良いけど
やはりアンソロは作者の新解釈が面白いね。
今回、それほど多くなかったけど、「ゆるゆりBOMBッ」
とかなかなか興味深かったよ。

総評:●●●●○★★☆

この原作の感想はこちら。
「ゆるゆり」1
「ゆるゆり」2
「ゆるゆり」3
「ゆるゆり」4
アニメ版の感想はこちら。
「ゆるゆり」1
「ゆるゆり」2
「ゆるゆり」3
「ゆるゆり」4
「ゆるゆり」5
「ゆるゆり」6
TV放送時の感想はこちら。
「ゆるゆり」第1話

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