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2013.01.25

「カシオペア・ドルチェ」3

髙木信孝・作、一迅社・百合姫コミックス・刊

お話は・・・人形職人の工房の見習いとなったアンナ
だったが、先輩達・エルザやオルガはキス魔だった!
アンナはエルザに密かに想いを寄せるが・・・

3巻では・・・アンナが初めて創ったドール・ハイジが、
エルザのベルンと同様に意識を持ち、動くようになる。
しかし、エルザはこの事に複雑な想いを持つのだった。
という展開です。

読後の第一印象は・・・当初はレズキスコメディだと思
っていたのですが、最後はちゃんと納めるところに納め
くれました。

なんというか1巻はとりとめのないコメディ漫画という
感じがして、「百合」的には深いところにはいかない
では?という印象でしたが、2巻では人形職人という職
業がしっかりクローズアップされ、登場人物たちの内面
も描かれ、ずっと締まった印象に変わりました。

3巻は2巻の正当な続きという印象です。(当たり前では
ありますが)

アンナが動く人形を創りだしたことで、エルザが動揺し、
アンナも自分の能力に怖れを抱く、という展開はなかな
か面白かったと思います。

仲たがいしていたオルガとソニアがヨリを戻し、アンナ
に告白していたカレンとケイトがデキたり、次はあなた
の番だと周りから急かさせる、みたいな展開も甘系の
「百合」漫画としては王道ですね(汗)

そして最後は・・・

個人的にはあまり多くを語らないエルザが告白する
シーンがグッと来ました。なんという甘切なさ!!

オタク向けっぽい甘々なエピソードや、多少強引な展開
もありますが、ここまでちゃんと締めてくれたら文句の
言いようがありません。

では、二人のコメントです。

フューシア:わたくしは5点。ああ、「百合」好きで
良かった~。というラストだったわ。
濃厚な「百合」作品も多いなか、この作品はライトな
部類だけれど、アンナちゃんの思い悩みや、甘切ない
展開はしっかり「百合」していたわ。

アレサ:私は3点。人形職人という設定をちゃんと
使って、「百合」な物語を展開したのが
良かった。やはり髙木先生はシュミ全開の漫画の方が
パフォーマンスを発揮すると思った。

総評:●●●●●★★★

このシリーズの感想はこちら。
「カシオペア・ドルチェ」1
「カシオペア・ドルチェ」2
髙木信孝氏の作品の感想はこちら。
「PURE まりおねーしょん」(新装版)1
「PURE まりおねーしょん」(新装版)2,3
「マギーペール」1
「マギーペール」2
「マギーペール」3
「マギーペール」4
「PURE まりおねーしょん」2
「@ホーム~姉妹たちの想い~」
「でじぱら」1
「でじぱら」2
「でじぱら」3
「でじぱら」4

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