「競泳戦隊ミズギーズ」3
舞阪洸・著、小学館ガガガ文庫・刊
2巻が発売されたのも何かの奇跡だと思ったのですが、
やはりというか3巻で完結です。でも最終回がないラノ
ベが多い中、ちゃんと完結するのだからベテラン作家は
ダテじゃないですね。
お話は・・・今まで出所不明だったバトル水着の開発者
を名乗る謎のメイドが藻琴たちの前に現れる。彼女はス
ク水戦隊との対決話を持ちかけてきた。しかも負けたら
衆人環視で全裸に?!という展開。
多少強引な気持ちもしますが(汗)ラノベの最終回らしい
ぶっ飛んだ展開で面白かったです。
しかし、相変わらずガールズトークノベル全開でお話が
進展するので、好き嫌い分かれそうな感じではあります
ね。。。(まあ、3巻まで買った人なら嫌いということは
ないでしょうが)
あと、スク水戦隊とのバトルもほとんど描かれません(汗)
個人的には心理戦とかマジバトルを期待したのですが、
このあたりは肩透かしでしたね。
肩透かしといえば「百合」的にもイマイチでした。
「百合」的なサプライズがあり、これは嬉しかったので
すが、百合原萩野の扱いがあれじゃ、喜ぶに喜べません。
あのサプライズをやるのであれば、主人公をガチにする
くらいの踏み込みが欲しかったですね。
まあ、ただでさえラノベの「百合」は絶滅寸前なので、
舞阪洸氏みたいにちょっとでも「百合」嗜好を出せる作
家には今後も期待したいですが・・・
では、二人のコメントです。
わたくしは2点。あの二人は嬉しかったけ
れど、萩野ちゃんがあれじゃねえ・・・
もう少しシリアルな部分が欲しかったわねぇ・・・
私は2点。まあ、作者らしいといえばらし
い作品だった。軽く楽しめるという意味で
ラノベとしても王道だと思うし。でも・・・ちょっと味
気なかったのも事実なんだよね。
総評:●●○○○★★☆
このシリーズの感想はこちら。
●「競泳戦隊ミズギーズ」
●「競泳戦隊ミズギーズ」2
舞阪洸氏の他の作品の感想はこちら。
●「鋼鉄の白兎騎士団」I
●「鋼鉄の白兎騎士団」II
●「鋼鉄の白兎騎士団」III
●「鋼鉄の白兎騎士団」IV
●「鋼鉄の白兎騎士団」V
●「鋼鉄の白兎騎士団」VI
●「鋼鉄の白兎騎士団」VII
●「鋼鉄の白兎騎士団」VIII
●「鋼鉄の白兎騎士団」IX
●「鋼鉄の白兎騎士団」X
●「鋼鉄の黒兎騎士団」
●「総統は女子高生 1 めざせ!悪の一番星!!」
« 先週入手した物件+検索順位 | トップページ | 「輪廻のラグランジェ season2」1 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント