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2013.03.06

「プライベートレッスン」

ナヲコ・作、芳文社つぼみシリーズ・刊

本日はこの作品。ナヲコ氏は初期「百合姫」で連載を持
っていた位なので、古参の「百合」作家と言えるでしょ
うね。

お話は・・・たまこは従姉の鳥子の家にピアノのレッス
ンに通っている女子高生。鳥子にはほのかなあこがれを
抱いていた。しかし、鳥子にはあこがれの先輩・羽田さ
んがいて・・・

読後の第一印象は・・・ああ、このむず痒いような甘や
かさ!
これぞ「百合」ですね・・・!

この作品は、たまこ、鳥子や二人に関係する羽田さんや
籠原さんの切ないメンタルが交差する群像劇です。

現在の「百合姫」系ではこういう(表現は悪いですが)ウ
ジウジ系の作品ってそう多くはないですが、「百合姉妹」
より前の「百合」ものってこういうノリが多かったよう
な記憶があります。

とにかく、口に出したら壊れそうな儚い想いを抱きつづ
けている登場人物がとても愛しいです。
描写があくまで柔らかくて、激しくドキドキさせるよう
なシーンはないのですが、ジワッと染みてくるような表
が良いですね。

最後までラブラブになることもないのですが、この焦れ
るような甘切なさこそ「百合」の原点です。

読了後の清涼感も良くて、良い夢見られそうです。

では、二人のコメントです。

フューシア:わたくしは5点。今の「百合」シーンと比べ
たら決して濃い作品ではないけれど、この
甘やかさ、切なさがたまらないわ~。ムニムニするわね~

アレサ:私は3点。ムニムニって?でも、本当に古き
良き「百合」スピリッツを感じるよね。あ
と、作画も良いね。キャラが可愛過ぎないから、あり得
ないほどリリカルでもリアルに思える
よね。

総評:●●●●●★★★

ナヲコ氏のほかの作品の感想はこちら。
「voiceful」
「からだのきもち」

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