「ちろり」2
小山愛子・作、小学館・刊
お話は・・・文明開化の横濱。モダンなカフェ・カモメ
亭で働く女給・ちろりと店主のマダム、そしてお客様
たちの織りなす叙情的な物語。第2巻。
今回は年末から冬のエピソードです。
読後の第一印象は・・・序盤が良い!後半は何故か1巻
の最初のような雰囲気に戻ります。
この作品1巻の後半からちろりとマダムの仲睦まじい描
写が多くなり始めるのですが、2巻もその傾向が続きま
す・・・いや、より強くなります。
特に第8話「初景色」、第9話「冬眠る」、第12話「ビス
キット」は「百合」ファンなら必見です。
この3つはちろりとマダムの仲睦まじい描写がメインの
エピソードなのですが、もう仲睦まじいを通り越して、
初々しいカップルのラブラブを描いているようにさえ思
えます(汗)
本当にガチか?!と勘違いしそうなイキオイです(汗)
この作品は盛り上がるとサイレントになるので、その演
出も妄想に火を焼べます(汗)
ガチではないという点で、よくある萌え4コマと本質的
には近いのかもしれませんが、ちろりとマダムの二人だ
けの関係が濃厚に描かれるという点ではよくある萌え4
コマを凌駕しているとも言えます。
では、二人のコメントです。
わたくしは3点。ちろりちゃんとマダムの
中の良さにポヤポヤしちゃうわ~。これで
ガチなら・・・と思うのだけれど、この作品はこれで良
いのかしらね。
私は3点。ある時は漫画的だったり絵画的
だったり、ノンフィクション的だったり
サイレント映画だったり、といろいろな表現を見せてく
れるのが楽しいよね。また、個人的には叙情的過ぎず、
あくまで登場人物の周りの風景として時代を描いている
のも良いね。叙情的過ぎたら他人ごとっぽく思えるから。
総評:●●●○○★★★
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