那須監督の「百合族」の次は、「新・百合族」です。
監督脚本は村上修。那須監督と同じく、マイナー路線のお方
ですが、何故かアニメ版「ザ・超女」(高橋留美子原作)の演出
などをやっていたりします(笑)
この作品を観たのは10年ぶりくらいです。
本家「百合族」を観たら、こちらも久しぶりに観たくなったので
レンタルで借りてみました。
最初に鑑賞したときはパッとしない印象だったのですが、
久しぶりに観ると、思っていた以上に良い感じでした。
とにかく、映像が綺麗。私は良く知りませんが、結構人気の
セクシー女優が出演していて、しかも高校生らしい感じが
オリジナル「百合族」よりらしいです。
# ただし、女優の体つきのエロさは、明らかに男性向けという
# 感じがするもの事実ですが。
シナリオがまた良いです。さとみが主人公で、晶子への
片思いがメインになると思いきや、さとみの同居人で
学校の先生である綾子と大学時代の親友の関係をクローズ
アップするところなんてとても上手だと思いました。
ハッとさせられる巧い展開です。
しかし、この作品の中核部分に、納得できない点があるのも
事実です。さとみの通う女子高がすんでのところでお嬢様学校
っぽくないのです。
同性へのラブレターで「変態」呼ばわりはないですよね。
キミらは小学生か!
まあ、レズビアンブームが遠く過ぎ去った90年代の作品なので
ある意味リアルなのかもしれませんが。
これは次の疑問に比べたら、大したことではありません。
一番の疑問は、綾子のためにさとみがとった行動です。
さとみがいくら多感な少女とはいえ、晶子という好きな人も
いるのに、あんな行動とるでしょうか?
百合好きであればあるほど納得できないのではないかと思います。
話の展開の面白さは確かにあるのですが、話の核心部分である
さとみの行動に、納得できないというのは、この作品の
欠陥だと思います。
個人的には、晶子をもっと前面に押し出して、綾子の親友と
対比させ、その結果として、さとみが綾子への、もっとも
らしい対応を決定する、という流れのほうが良かったのでは
ないでしょうか・・・。(話としては地味になりますが)
まあ、苦言も書いたのですが、いろいろな意味で、面白い
作品であることは間違いないと思います。
完全なアダルト作品ではない(濡れ場のあるサスペンスドラマ
程度)ので、一般におすすめできるのがうれしいです。
ということで、おすすめ度は・・・
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としておきます。やはり百合好きとして、さとみの行動が
納得できないので-1しています。ただし、百合好きと
してであって、あの行動に納得できる、あるいは違和感を
感じない人は、一般には少なくないと思います。
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